レッスン受講上の注意
SYM(シム)のレッスンを効果的なものにするため、生徒さまにSYM(シム)
のレッスンについて事前に知っておいていただきたいことがあります。
以下のガイドを参照していただき、SYM(シム)のレッスンをお楽しみください。
レッスンの意図
SYM(シム)のレッスンは、 思ったことを英語で伝えことができる力を身につけるためのレッスンです。 たとえば街で海外で外国人に英語で話しかけられた時、 あなたは自身の英語で対応しなければなりません。 外の世界で実際に英語が ’使える’ 力を身につける、 これがSYM(シム)の意図でありレッスンの目的です。
毎回のレッスンで新しい単語や言葉が紹介されますが、 生徒はそれらを完璧に覚えたりする必要はなく、 先生もそれを期待しているわけではありません。 SYM(シム)のレッスンはレビュー(復習)を重要視しています。 毎回のレッスンの3分の1(50分レッスンの場合)ほどは、 前々回のレッスン時に紹介された単語(ターゲット語彙)をレビューする時間に費やし、 忘れてしまいがちな言葉や文法構造などを定期的に再現するようにレッスン全体がプログラムされています。
レベル診断について
SYM(シム)は英語を学習するにあたり、入学時のレベル評価は特に重要であると考えています。多くの人は多忙であり学習に費やす時間に制限があります。限られた時間の中で成果を出すには、レッスンの効果を最大限に生かし、効率的に学び、無理や無駄をなくすことが絶対条件となります。そのためにはレッスンを開始する前にまず、真の英語レベルを把握する必要がある
のです。
SYM(シム)が定義する真の英語レベルとは、その学習者のリミット(限界)付近を意味します。ここより上では難しく、ここより下では簡単である、その微妙な地点こそが真の英語レベルを示しています。SYM(シム)では根拠に基づいた3つのプロセスを通して学習者の真のレベルを診断し、そこから本格的にレッスンを開始します。
スピークユアマインドのレベル診断システムは精度が高く、明確な根拠にもどづいた3つのプロセスを通して行われます。
3段階のプロセス(グラマー、スピーキング、コースラウンチ)は実際にレッスンで使用されるテキストブックにもとづいて作られています。
STEP1 グラマー
ー オンラインで行う文法チェック。予想レベルを診断します。
(ウエブサイト上で受講。ご予約は不要です。所要時間は15分~30分です。)
STEP2 スピーキング
ー 先生の質問に対して回答する会話チェック。会話力を診断します。
(ウエブサイトのシステムから1レッスン分のご予約が必要です。所要時間は10分~25分です。)
STEP3 コースラウンチ
ー 実際のレッスンとほぼ同じ内容、形式でレッスンを行い、STEP1と2の結果を検証しながら、
あなたのレベルをリミットまで追い込み真のレベルを見つけ出します。
(ウエブサイトのシステムからご予約が必要です。)
コースラウンチ(Course launch)とは、あなたの真の英語レベルを探りだし、最終的なレベルを確定するために行うレッスンです。レッスン回数は各生徒のレベルによって異なりますが、25分レッスンの場合、通常3回~8回のレッスンとなります。
コースラウンチのレッスンは、実際のレッスンとほぼ同じ内容、形式で行われます。最初の1,2回のレッスンは簡単な内容からスタートし、レッスンを重ねていくごとに徐々に難度が上がっていきます。やさしい内容からスタートする理由はあなたが以前に学んだことのある文法や単語、会話力など、眠っている記憶や知識を呼びおこすというウォームアップの目的があります。(日本人は中学、高校などで英語を学んでいるため、このウォームアップはとても有効であり、かつ必要なものとなります。)そしてレッスンは徐々に難度があがってゆき、あなたの限界レベルに近づいていきます。限界レベルに近づくと、レッスンはスムースに進まなくなってきますが、ここからさらに先生はレッスンをつづけあなたをリミットまで追い込んでいきます。会話が成り立たなくても、先生の言っていることがわからなくても、答えられなくても、全く心配しないでください。あなたの真の英語レベルはこのようにして診断されます。
コースラウンチレッスンは、生徒のレベルやレッスン進行に合わせて数種類の方法を用いて行われます。
生徒のレベルがビギナーである場合は、Straight Review ( ストレートレビュー)という方法でレッスンを行います。これは通常のテキストブックを使用しつつ、かつ生徒の真のレベルへ近づくまでは要所となる部分のみを重点的にレッスンする方法です。
生徒のレベルが中級以上であった場合は、ポイントとなる部分にフォーカスしたFrame review(フレームレビュー)という方法でレッスンを行います。これはテキストブックの内容を凝縮した資料を使用してレッスンをする方法です。その後レッスンが難しくなってくると、生徒様のGray area(グレーエリア)がわかります。この時点でレッスンの手法はHighlight Review(ハイライトレビュー)へ移ります。ハイライトレビューではフレームレビューで使用していた資料よりももう少し密度の濃い内容の資料を使用し、グレーエリアの中から生徒の限界レベルを探りだし、最終的なレベルを確定します。
尚、コースラウンチレッスンが終了し、最終レベルが確定されるまではテキストブックは必要ありません。
基本的なレッスン内容
New work (新出単語)
ー 各セクションでは新しく学ぶ単語やグラマー(ターゲット語彙)が紹介されます。レベルに適応
した内容でわかりやすく説明が行われ、ダイアログなどの例を紹介してその語彙がどのようなに
使われるかを先生が説明します。
Review (復習)
ー 一度学んだターゲット語彙は質問・回答のスタイルで何度も復習が行われます。シムでは個々に
最適なレビューサイクルを設けることによって何回もそのターゲット語彙を練習する機会が与え
られます。(レビューサイクルの回数は個々によって異なります。)
Exercise (エクササイズ)
ー バリエーションに富んだエクササイズが用意されています。発音、グラマー、ダイアログなど、
各生徒さまに適した内容が提供されます。
Progress test (テスト)
ー 各ユニットの終わりにはプログレステストが用意されています。 そのユニットで学んだことを
確認するための実力テストです。
SYM (シム) の先生は常にネイティブスピードで話しかけてきます。 同じ質問を2回リピートしたり、 答えを急がせるような雰囲気は全くありませんが、 先生は話すスピードを生徒のレベルに合わせることはしません。
しかしながら英語に対する理解度や学習速度は生徒1人一人に個人差があるため、 レッスンの進行速度に関しては先生は各生徒に合わせて調整します。
効果的なレッスンにするために ー レッスンルール
テキストブックは閉じる
レッスン中は先生から指示がある場合を除いて、テキストブックは使用しませんので常に閉じた状態でレッスンを受講してください。尚、エクササイズの際にはテキストを使用します。
自分の英語でフルセンテンスで答える
先生の質問に対して、回答は自分の英語で、ターゲット語彙を使って、フルセンテンスで答えてください。YES/NOや答えとなる単語のみで答えることで会話は成り立つ場合もありますが、SYM(シム)ではターゲット語彙を含めた文章レベルで学ぶことが大切であると考えていますので、ロングアンサーで答えてください。うまく回答することができなくても全く心配する必要はありません。先生の親切で的確なガイドに従って(ガイドカンバセーション)答えて下さい。
回答を覚えない
ガイドカンバセーションによって学んだ答え方を含めて、質問に対する回答を覚える必要はありません。シムでは先生が毎回同じ質問をするとは限らず、「定型文を機会的に繰り返す」レッスンスタイルではありません。一度登場したターゲット語彙はレビューサイクルによって何回も練習する機会があたえられ、忘れがちな単語も後々のレッスンで登場してきます。
予習はしない
SYM(シム)では予習はしないでください。大切な時間の無駄になります。そのかわり復習は多いにお勧めします。
スカイプチャットは使用しない
SYM(シム)では基本的に先生はスカイプ上でチャットを使いません。聞いたことのない知らない単語が登場しても先生へチャットで送ってもらうことはせず、なるべく耳で聞いて真似してください。どうしても聞き取れず真似できない際は先生にスペルを口頭で言ってもらうようにしてください。外国人との実際の会話において知らない単語が出てきてもその都度辞書で調べていては会話になりません。わからなくても文章全体からその単語の意味をイメージするようにしてみてください。(レッスン終了後、テキストブックや辞書などでその単語を調べるようにしてください。)
効果的なレッスンの受講について
SYM(シム)は全17ユニット(各ユニットに10レッスン)で構成されています。
オンラインレッスンは25分レッスン、50分レッスン(25分レッスンx2)の2つのパターンよりご受講いただけます。それぞれの基本的なレッスン
内容は以下の通りです。
25分レッスンの内容 Review(復習) 10〜15分、New work 10〜15分(新出単語・グラマー)
50分レッスンの内容 Review(復習) 20〜25分、Exercise(エクササイズ)10〜15分 New work 15〜20分
(新出単語・グラマー)
注)25分レッスンの場合、Exerciseはテキストブックの内容にそって行われます。Exercise が行われる場合のレッスン内容はReview(復習)
10〜15分、Exercise(エクササイズ) 10〜15分となります。
効果的なレッスンの受講方法は、 あまり長い期間をあけないでコンスタントにレッスンを受けるということです。 25分レッスンと50分レッスンをどのよう
に組み合わせでも問題ありませんが、 最低でも50分レッスンを週1回お受けになられることをお勧めします。 1日あたりの予約可能レッスン数は10レッス
ン(約5時間)までとなっておりますが、 レッスンは集中力を要しますので1日における最高レッスン数は、 50分レッスンx2回(午前、 午後に分けて受講)
ほどかと思われます。 1日1回の75分レッスン(25分レッスンx3回連続)を受講する方法でも大丈夫ですが75分は長いのでこの場合でも午前に25分
レッスン、 午後に50分レッスン(またはその逆)の2回に分けて受講したいただくことをお勧めします。
レビューサイクルについて
一度学んだターゲット語彙はレビューサイクルを通して身につくようにしていきます。New workで学んだ単語やグラマーは次のレッスン、その次のレッスン、
そのまた次のレッスン、さらにその次のレッスンと通常4回レビューを行います。これをシムではリビューサイクルと呼びます。先生の質問は毎回同じ内容と
は限りませんし、学んだ単語やグラマーを何度も練習する機会が与えられますのでその結果、学んだ単語が’使える’ようになっていきます。
レビューのサイクル回数はレベル判定後に決定し、個々によってその回数は異なります。なお、生徒さまのレッスン進行状況によってレビューサイクルの回数
は少なくなったり多くなったりと変化する場合もあります。
他のダイレクトメソッドを受講している方へ
SYM(シム)のレッスンは先生と生徒が英語で対話するダイレクトメソッドですが、 質問と答えが定型文で機械的にオウム返しを繰り返すようなアーミー系のダイレクトメソッドとは思想や設計が根本的に大きく異なります。
先生は2回質問を繰り返すことはしませんし、 質問がいつも同じとはかぎりません。 生徒さまの答えにも決まった文句や定型文は存在しませんので、 常に自分の英語で回答するようになります。 また、 先生は必要以上に生徒さまの回答を言い直しさせることはありません。 生徒さまの回答も毎回同じとは限りませんし、 レビューサイクルを通して何回も学んだ単語を”使う”ための練習する機会が与えられるからです。
シムのねらいは単語を習得することを前提に、 実際におこりえる人との自然な会話を通じて英語を”使える”ようになることです。 街で外国の人に英語で話しかけられた際、 同じ質問を2回繰り返すことはしませんし、 あなたはその状況に自身の英語で対応しなければなりません。 (先生はいつもそばにいません。)
シムのレッスンは他のメソッドでありがちな、 「記憶したことを披露する場」、 「定型文を機会的に繰り返す場」、 つまりレッスンのためのレッスンではなく、 本当の意味で「使える英語を身につけるために努力する場」になります。
これから英会話を始める人はもちろん、今まで他の学習方法で結果に満足しなかった人も、是非シムのレッスンをお試しいただき上達を実感してください。